今風太ワールドを楽しむ（８）
更新日：２００１年３月２１日
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いよいよｍｋ２用のゲームの登場です。
ＰＣ−８００１より飛躍的（？）に向上したグラフィックスをお楽しみください。
オーソドックスなシューティングゲームです。
ボーナスステージも用意しておりますので、今でも充分楽しめると思います。
BON・BON：敵飛行型シューティングゲーム
対応機種：ＰＣ−８００１ｍｋ２（Ｎ８０モード）
プログラム：ＢＡＳＩＣ＋マシン語（C０００−DD９８）　スタート：ＲＵＮ
操作方法

ＲＵＮすると派手（？）なタイトル画面が登場します。
各キャラクタの名前とキー操作の説明が表示されます。ここで「リターン」キーを押せばゲームスタートです。（かなりの長押しが必要。）
テンキーの「４」「６」（エミュレータの設定によってはカーソルキー）でＢＡＳＥを左右に動かしながら敵や敵ミサイルに当たらないように「スペース」キーでミサイルを発射して敵を全滅させましょう。
ゲームの途中ボーナス船「ＢＯＮ」が降りてきますので、ミサイルで当てると得点になります。得点は当たった高さにより変化します。
ボーナス船はある高さになると「ＮＯＮ」に変化して画面左右に逃げて行きます。
このときはミサイルを当てても得点にはなりません。
５面終わるごとにボーナスステージがあります。これは前方から飛んで来る宇宙イオンからどれだけ当たらずに飛べるかでボーナス点が加算されます。
全体で５面＋１面（ボーナス）の繰り返しが４回あり２５面目で最初の１面目に戻ります。
ＢＡＳＥは５基用意されています。５基爆発すればハイスコアを表示してゲームオーバーとなります。
BON・BONのゲーム中の画面
（オープニングタイトル） （１面目ボーナス船が）
（２面目は何だ？） （３面目気をつけよう）
（４面目は比較的簡単？） （５面目はいやらしいぞ！）
（お楽しみのボーナス得点） （７面から宇宙が青いぞ）
敵は５種類用意しています。その特徴を記します。
１面目「ＰＯＮＧ」
つぼの形をした宇宙船で、左右に往復運動を繰り返します。ナナメミサイルさえ気をつければ簡単にクリア出来ます。
２面目「ＭＡＩＴ」
丸型宇宙船です。ジグザグ運動をして近づいてきます。うまく避けながらミサイルで攻撃しましょう。
３面目「ＺＯＯＧ」
回転型宇宙船です。回転しながら逆方向に飛んで行きます。上空では必ずナナメに飛行しますので、その時が狙い目です。
４面目「ＶＥＧＡ」
反転飛行型宇宙船です。ナナメに近づいたあとは反転してまっすぐ飛んでいくのでその時ミサイルで攻撃しましょう。
５面目「ＤＡＩＬ」
ランダム飛行型宇宙船です。くねくねとＢＡＳＥ近くを浮遊します。かなりの曲者ですので注意しましょう。
BON・BONのプログラム解説
今更、プログラムの説明をするのも意味がないかもしれませんが、記録を残すという意味で公開いたします。（パワーのある方は自分の好みに改造でもして下さい。）
BON・BONのプログラム解説へ
このプログラムも技術的に凝ったことはしておりません。
敵の種類と飛行方法に工夫をこらして楽しめるようにしています。
Ｎ８０モード用なので、グラフィックスの操作に苦労の後はあるとは思います。
まあこのころの作品はすでに基本サブルーチンとしてかなり築き上げたものを組み合わせて使用していましたので、ゲームの規模の割には比較的楽に出来たような気がします。
BON・BONのダウンロードと起動方法
ソフトの公開はカセットテープデータをイメージファイル化した「Ｔ８８」形式で行います。
エミュレータ「Ｍ８８」はバージョン２．１６以降の対応となっています。
データはダウンロードし易いようにＬＺＨ形式で圧縮しました。
解凍ソフトで展開してお使い下さい。
このソフトは私の手元に元ファイル（カセットテープ）が現存しなかったため、「Ｍ８８」用のｍｋ２モジュールを作られたareareaさんからご提供いただきました。
この場をお借りして御礼申し上げます。
bonbon.LZHのダウンロード（約７ｋＢ）
まずメニューから Tools > Tape でBON・BONの「Ｔ８８」ファイルを設定します。
エミュレータのＢＡＳＩＣから「ＣＬＯＡＤ　”BONBON”」でＢＡＳＩＣファイルを読み込みます。読み込み終了後「ＭＯＮ」リターンでマシン語のモニタに移動します。
「＊」のプロンプトが出ますので「Ｌ」リターンでマシン語部分を読み込みます。
読み込みが終了すると再び「＊」のプロンプトになりますので、「コントロール」「Ｂ」でＢＡＳＩＣに戻ります。そのあと「ＲＵＮ」でゲームスタートです。
BON・BONの作者の思い出
当時の「Ｉ／Ｏ」誌（別冊も含む）に掲載されたソフトはカセットサービスとしてプログラムをカセットテープに録音したものがパソコンショップなので販売されていました。
それまではただのカセットケースのサイズでそのまま売り出されていましたが、この作品からはハードケース（ボール紙製です。）に入れられ、イラストも印刷されたパッケージとして販売されました。
それがパソコンショップに並んでいる光景を見た私は作者として大変感激したのを憶えております。
今からでは想像も出来ない世界ですが、当時としてはそれなりに画期的なことでした。
１９８３年の作品です。
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