 今風太ワールドを楽しむ（１７） |
| 更新日：２０１９年１０月１５日 |
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| PasocomMini PC-8001のジョイスティックを作る(1) |
| 若い時は大丈夫だったと思いますが、この歳になるとまずテンキーの方向キー操作がうまくいきません。PasocomMini
PC-8001の内蔵ゲームも昔のように高得点が出せなくなりました。そこで今回内蔵ゲーム(PC-ジャン！は除く）対応のジョイスティックコントローラを作りました。今回から2回に渡って紹介させて頂きます。操作性がバツグンに向上しゲームをするのが楽しくなります。まずは完成品の姿を見て下さい。 |
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| （PasocomMini PC-8001のジョイスティックコントローラ） |
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| （USBバスパワー対応です） |
| PasocomMini PC-8001に興味を持たれたらこのページへどうぞ |
| パソコンミニ公式ウェブサイト |
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| （PasocomMini PC-8001） |
| 今回の開発スタートとしては、USBハブでUSBキーボードと一緒に接続して使用することを考えていました。ジョイスティックコントローラもUSBキーボードとして接続されるので実験基板作ってを接続してみたところ全く動作しません。色々調べてみると、どうやらUSBキーボードは1台しか認識しないというのがわかりました。その場合どうすれば良いか。閃きました。ゲームをするだけならUSBキーボードを接続せずにこのジョイスティックコントローラだけで出来ないかと。そんな経緯で今回のジョイスティックコントローラの完成に至りました。 |
| さてどうしたかというと、コントローラの操作をスイッチの切換えでメニューモードとゲームモードに分けました。そして内蔵ゲームのキー操作も多種に渡っていますので、そのキー操作もスイッチの切換で対応することにしました。これでUSBキーボードを接続しなくてもこのコントローラだけで内蔵ゲームを楽しむことが出来ます。 |
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| （プッシュボタンとジョイスティックの配置） |
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| （メニューモードとゲームモードの対応表） |
| 内蔵ゲームのキー操作も5種類のゲームモードを切換えて操作対応しています。対応表は次の通りです。 |
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| （内蔵ゲームのゲームモード対応表） |
| 考えに考え抜いた結果、PC-ジャン！以外のゲーム全てに対応出来るようになりました。順を追って説明しましょう。 |
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| （メニューモードのボタン対応） |
| モード切換えスイッチをMENUモードにしてPasocomMini PC-8001に接続して電源をONします。ボタンの対応は上図の通りです。この時ジョイスティックに割付はありません。 |
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| （電源ONでN-BASICが立ち上がります） |
| BASICの画面が立ち上がったら「F12」を押します。メニュー画面に進みます。「←」「→」左右カーソルで遊びたいゲームのメニューにします。 |
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| （MARINE BELTを遊びたい） |
| ここで「RETURN」を押します。ゲームをするか聞いてくるので「←」「→」で選択して「RETURN」で決定します。これでゲームをする画面になります。ここでモード切換えスイッチをGAMEモードにします。 |
| MARINE BELTはゲームモード①なのでボタンの対応は次のようになります。 |
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| （ゲームモード①のボタン対応） |
| 芸夢狂人さんと今風太のゲームはこのゲームモード①で対応が可能です。 |
| ジョイスティックの操作は8方向が可能になっています。例えば「4」と「8」の間の方向に倒せば「4」と「8」が認識されて本体に送られます。 |
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| （PCに接続してKeyboardCheckにて確認） |
| USBから送信されるコードの確認はKeyboardCheckを使用させて頂きました。作者の方にこの場をお借りして御礼申し上げます。 |
| USBキーボードとして接続しているのでその仕様上、6重押しまでしか認識出来ません。それが必要なゲームもないと思いますので大丈夫です。 |
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| （6重押しの様子） |
| 他のゲームモードも記します。 |
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| （ゲームモード②のボタン対応） |
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| （ゲームモード③のボタン対応） |
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| （ゲームモード④のボタン対応） |
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| （ゲームモード⑤のボタン対応） |
| テンキーの全てを使用するゲームの場合は斜め押しはその方向のボタンを押したことになります。例えば「4」と「8」の間の方向に倒せば「7」が認識されて本体の送られます。 |
| ゲームモードはあと3種類の設定の余裕がありますので、今後操作ボタンの新しいゲームが出てきてもソフトを修正してなんとか対応出来ると考えています。 |
| さてゲームの終わり方ですが、ゲーム中にコントローラのモード切換えスイッチをMENUモードにします。 |
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| （メニューモードのボタン対応） |
| 「F12」でゲームメニューに戻りますので他のゲームを選択出来ます。ゲーム中から「F10」を長押しすることで本体の電源を切ることも可能です。 |
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| （シャットダウン画面） |
| 「←」「→」で選んで「RETURN」で決定します。 |
| 如何でしょうか、USBキーボードを接続しなくてもこのジョイスティックコントローラさえあれば内蔵ゲームを楽しむことが出来るのです。さあ皆さんもジョイスティックを駆使してゲームを楽しみましょう。詳細は別途説明させて頂きますが、内部のブロック図を記します。 |
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| （ジョイスティックコントローラのブロック図） |
| ポイントとなる部品を紹介させて頂きます。 |
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| （プッシュボタン） |
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| （8方向ジョイスティック） |
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| （ジョイスティック用ボール） |
| 上図部品はマルツさんで購入出来ます。 |
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| （ジョイスティックコントローラでゲームを楽しみましょう） |
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| ケースはタカチのYM-200を使用しました。加工図を記しておきます。 |
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| （YM-200のケース加工図。クリックすると大きくなります） |
| 次回は中身の回路とソフトについて詳しく説明いたします。ご期待下さい。 |
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