78F0515のコーナー(8)
オーディオクラフト工房(55)

更新日:2008年8月12日


AMラジオ用コンパクトループアンテナを作ろう

大人の科学の付録のラジオを改造したループアンテナも強力に受信感度を上げる役目を果たしたのですが、どうも持ち運びに不便でした。構造もきゃしゃで今にも壊れそうでした。そこで円形のタッパを利用して作ってみました。大変コンパクトで頑丈に出来ました。感度もバッチリです。これで出張にも簡単に持って行けますね。それでは製作をスタートしましょう。
AMラジオ用コンパクトループアンテナを作ろうの基本仕様
1)ダイソーの円形タッパ(φ15.2x4.5Hcm)を使用する
2)0.65mmのポリウレタン線を巻く
AMラジオ用コンパクトループアンテナを作ろうの回路
ループアンテナの回路は大変簡単です。容量を大きくするために並列にバリキャップを付けています。
(ループアンテナ回路)
0.65mmのポリウレタン線をタッパに26回巻きます。これで大体大人の科学のものと同じインダクタンスになっていると思います。
AMラジオ用コンパクトループアンテナを作ろうの制御電圧
私のループアンテナと同調回路での電圧値を示します、この電圧はループアンテナのインダクタンスによって必ず変化しますので皆さんの環境に合わせた電圧として下さい。今回も前回の制御と同じく、全ての周波数ポイントで制御電圧を最適印加しています。多少周波数がずれていてもループアンテナ側で調整が出来ますので、問題はありません。
(ループアンテナの制御電圧の相関)
AMラジオ用コンパクトループアンテナを作ろうの制御ブロック
これは前回製作したものをそのまま使います。ソフトを書き換えればOKです。持ち運び出来るタイプとしてこのコンパクト型の専用にしても良いと思います。
詳しい説明はWEBページを参照して下さい。
http://homepage3.nifty.com/nonchansoft/nec78/newant20.htm
AMラジオ用コンパクトループアンテナを作ろうの完成までの姿
(ダイソーの円形タッパにコイルを作ります)
(巻き始めと巻き終わりは穴を3個開けてずれを防ぎます)
(回路はこれだけで簡単です)
(タッパが倒れないように台座を作って接着しました)
(よりコンパクトになって使い勝手が向上しました)
(ABCを聴いてます)
AMラジオ用コンパクトループアンテナを作ろうのマイコンソースファイル
ソースファイル一式はこちらからダウンロードして下さい。フォルダごと圧縮しています。全ファイルが入っています。ライタで書き込みする実行ファイルも含まれています。
今回のループアンテナはいかがだったでしょうか。これほどコンパクトに出来るとは考えていませんでしたが、デザインもバッチリですね。ラジオに対する興味は尽きません。これからもラジオとマイコンが融合した製作を考えて発表して行きたいと考えています。
これからも「NEC78K0/K0Sマイコン開発室」はどんどん楽しくなります。

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